【50歳からでもOK】やる気はいらない。HSPの私が農業とブログを続けられた「動く仕組み」と「小さな習慣」

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HSP気質の私は、頭で考えすぎてしまい、「やらなきゃ」と思っても最初の一歩が妙に重く感じます。

農業もブログも本来は好きなのに、始めるまでがしんどい。

でも、50歳を目前にした今でも続けられているのは、やる気に頼らず、動ける仕組みを用意したからです。

ここでは、HSP気質の私が実際に続けてきた“無理をしない小さな習慣”をまとめました。





1. やる気は「動いたあと」に出てくるもの

昔の私は、「やる気が出たらやるタイプ」でした。

しかし農業を続けるうちに気づいたのは、「やる気は、行動してから湧いてくる」という、シンプルだけど大事な真理です。

農作業の日、私は必ず「必要な道具や機械を車に積んで、とりあえず畑に向かう」ことだけを最初のタスクにします。

畑に着いてしまえば、

「せっかく来たし少しやるか」

という気持ちになり、気づけば手がどんどん動いている。

やる気を待つのは時間の無駄身体を動かすことでしか、やる気は生まれない。これは、50歳に近づいた今でも揺るがない感覚です。


2. プレッシャーゼロで動ける「準備だけトリガー」

作業を始めれば続くと分かっていても、やはり最初の一歩は重い。

そこで役立ったのが、作業そのものではなく**“作業の準備だけ”をするという工夫でした。これを私は「準備だけトリガー」**と呼んでいます。

続けること最初の「準備だけトリガー」
農業🚗 「畑に行くだけ」
ブログ💻 「パソコンを開いてエディタだけ立ち上げる」


準備なら数十秒。「やる」という決断すら必要ありません。この軽さが、次の行動を自然に後押ししてくれます。


3. ブログに効く「熱量ファーストの下書き術」

ブログを書くとき、私はまず出来栄えを一切気にせず、思いつくままに書き殴ります。この「熱量ファーストの下書き術」には、構成を最初にガチっと決めて書く方法にはない利点があります。

✍️【小さな習慣】キーワードを羅列するだけでもOK

「書き殴り」は、必ずしも完成した文章である必要はありません。
閃いたキーワードや、感情を表す単語をメモ帳やエディタに羅列するだけでも十分です。

これらのキーワードは、後で文章を作成するときの「思考のトリガー」となり、せっかくの鮮やかなひらめきを無駄にせず、文章化する手助けをしてくれます。

メリット詳細
アイデアの鮮度と熱量を保てる浮かんだ言葉や感情は、時間が経つと消えてしまいます。書き殴ることで、その瞬間の熱や勢いを文章に残せます。この“生の温度”が、読者に届きやすい文章を生みやすいのです。
モチベーションを奪われない「構成を考えなきゃ」と思うだけで、心理的重さが増します。書き殴りはそのプレッシャーをゼロにし、書き始めるハードルを大幅に下げてくれます。
予想外の発見が生まれる順序を決めずに書くことで思考が自由に展開され、「あ、こういう視点もあった」「この表現、意外といい」といった新発見に出会えることがあります。




4. 完璧主義を手放す「8割リリース戦略」

書き殴りはあくまで“下書き”です。そのまま公開するわけではありません。一度すべて書き出してしまえば、文章の全体像が自然と見えてきます。そこから内容を整理し、構成を整えていくほうが、ずっとスムーズです。

そして、記事を仕上げるときも、私は最初から完璧を目指しません。

完璧を目指すほど労力が急激に跳ね上がるからです。文章は8割くらいまではスムーズに仕上がりますが、そこから先、完璧に近づけようとすると時間とエネルギーが一気に消耗します。

だから私は、

  • 公開する段階は8割で十分
  • 完璧にしたいなら後でリライトすればいい

と割り切っています。これが、**「8割リリース戦略」**です。完成度100%を目指して停滞するより、8割でも公開し、読者の反応を見てから改善する方が、継続と成果につながります。


5. 小さな習慣が、大きな継続につながる

完璧を目指さず、やる気を待たず、まずは小さく動く。

このシンプルな原則が、50歳手前の私でも農業とブログを楽しみながら続けられる土台になっている理由です。

あなたも「やる気が出るまで待つ」のではなく、小さな一歩を踏み出すことから始めてみてください。その一歩が、やがて日々の習慣になり、気づけば大きな成果へとつながるはずです。

📌 今日から始める「HSPのための継続アクションリスト」

  1. やる気を待たない:やる気は動き始めてから湧くと割り切る。
  2. 「準備だけトリガー」を使う:「やる」と決めず、準備だけを2分以内で終わらせる。
  3. 「熱量ファーストの下書き術」:構成は気にせず、浮かんだキーワードを羅列するか、文章を書き殴る。
  4. 「8割リリース戦略」:8割の完成度で公開し、残りの2割は後でリライトする




HSP気質を持つ私たちにとって、行動のプレッシャーは想像以上に大きなエネルギーを消耗させます。しかし、この小さな習慣の仕組みがあれば、もう「やる気」を待つ必要はありません。

まずは、たった一行のメモでも、車に乗って畑に向かうだけでも構いません。その小さな一歩が、50歳を迎えてもなお、好きな活動を継続し、人生を豊かにする確かな力になります。あなたのペースで、無理なく、今日からこの習慣を試してみてください。





心の整理に役立つデジタル認知行動療法アプリ

情報に振り回されやすいHSPの方や、日常のネガティブなニュースで心が疲れてしまう方に向けて、デジタル認知行動療法(CBT)アプリが注目されています。
気分や思考の記録をつけることで、客観的に振り返り、心を落ち着かせるサポートになります。

スマホで手軽に始められるので、情報疲れの対策の一つとして試してみるのも良いでしょう。



※セルフケアのサポートアプリとしての紹介です。効果には個人差があります。

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HSP研究者NOBU
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繊細な私のHSP研究者
こんにちは。「繊細すぎる私のHSP研究室 〜農業と投資の日常から学ぶHSPの生き方〜」の作者、「NOBU」です。 私は日々、農業と投資という一見対照的な2つの分野を通じて、自分自身のHSPとしての特性を心理学的な視点から観察・分析しています。 **四年制大学心理学科を卒業し、認定心理士の資格も取得しました。**この専門知識が、繊細な心を読み解く土台となっています。 自然と向き合う農業では、五感を研ぎ澄ませ、季節や命の循環に敏感であることの大切さを実感します。一方、投資の世界では、情報に流されやすい繊細な心をどう整え、冷静に判断するかが課題となります。 このブログでは、私自身の経験と心理学の知見から得た失敗談・気づき・解決策を共有し、同じように繊細さに悩む方々が少しでも楽に、そして自分らしく生きられるようなヒントをお届けしていきます。敏感であることを強みに変え、共に「繊細な生き方」を探求していきましょう。
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